【スタン】ゾンビ考 2.除去の選択
2012年3月21日 mtg コメント (2)というわけで2.除去の選択です。
1.の部分で特に2マナ帯における役割に除去を挙げました。
その中で どの除去を選択するか?という点が今度は問題となってこようかと思います。
これはメタ読みに非常に左右されますので、これが正解とは一概には言えない部分かとは思いますが、まず自分なりに出た結論を挙げたいと思います。
①サクり系カードから3~4枚
②悲劇的な過ち2~4枚+迫撃鞘and/or煙霧吐き2~3枚
③喉首狙い1~3枚
④バウンスand/or血統の切断1~3枚
⑤漸増爆弾+腐食の突風(サイド)
以下はこれに至った検討です。
長文なのでご注意くださいな。
【除去の意味・使い方】
ここでゾンビにおいて除去の意味をまず考えたいと思います。
なぜゾンビに除去を積むのか、それは(こちらのアタックを通し、相手のライフを削るため だと私は考えています。
(あたりめーだろって話ではあるのですが^^;)
なぜミラクルが邪魔なのか、それは立っているだけでこちらのクロックが奪われ、ライフを削ることができなくなるからです。だから除去をしたい、というのがゾンビにおける前提だと思います。(赤単と思想は似てますね)
よって、ゾンビにおける除去とは、こちらのクロックを温存しつつ、相手のブロッカーを処理できるカードであることが求められていると思います。
という前提で今青黒カラーでまともに使えそうな除去・擬似除去を確認していきましょう。
(1)単体除去
・《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》
・《破滅の刃/Doom Blade(M12)》
・《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
・《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》
・《小悪疫/Smallpox(M12)》
・《飢えへの貢ぎ物/Tribute to Hunger(ISD)》
・《血統の切断/Sever the Bloodline(ISD)》
・《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
・《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》
・《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
・《命取りの魅惑/Deadly Allure(DKA)》(FB不可)
・《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》(対伝説)
(2)全体除去
・《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
・《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
・《死の支配の呪い/Curse of Death’s Hold(ISD)》
・《生命の終焉/Life’s Finale(NPH)》
・《腐食の突風/Corrosive Gale(NPH)》
(3)似除去(バウンス、コンバットトリックなど)
・《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》
・《分散/Disperse(SOM)》
・《死せざる邪悪/Undying Evil(DKA)》
・《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》
サイド向けのものも含め、こんな感じではと思います。
(結果を出しているデッキに入っているものや、
入っていないもの可能性がありそうなものを残しています。)
この中から除去のセレクトをしていくことになります。
どういった基準で除去を選択するかという点は、基本的にはメタ読み次第ということになります。
【無視できない二種のクリーチャー】
ただ、メタに限らずゾンビにとり、野放しにしては致命的な二種のクリーチャーがいます。
これらについては環境から完全に駆逐されないかぎり、対応できるカードは準備すべきではないでしょうか。
私が考える致命的な二種のクリーチャーはこいつらです。
①《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》
②《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
この二種は出た時点で何らかの回答を迫られるクリーチャーで、
こいつらをどうにかしないことには基本的には勝ちはないと考えていいと思います。
①についてはサクり系のカード
・《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》
・《小悪疫/Smallpox(M12)》
・《飢えへの貢ぎ物/Tribute to Hunger(ISD)》
・《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
または全体除去もしくはバウンスが効きます。(全除去は黒太陽以外は現実的ではないかもしれませんが・・・)
もしくは1.で述べた点ですが、《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》を採用し、
ブロッカーとするというのも対応策となろうかと思います。
(止めるだけだと意味がありませんので、
追加で《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》
または《名門のグール/Highborn Ghoul(DKA)》などの
回避付のクロックは準備する必要がありますが。)
②については追放系の除去である《血統の切断/Sever the Bloodline(ISD)》
またはバウンスが効きます。
というかそのくらいしか対処法がありません。
複数クリーチャーによるチャンプアタックからの《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap(ISD)》などで、
とにかくライフゲインだけはさせない、というのもひとつの手かもしれません。
6点のライフゲイン、というのは正直かなり終わってます。
これらのカードは、枚数をどの程度にするかという点はいったん置いておくとして、
メイン・サイドのいずれかには入っているべきカードだと考えられます。
【その他単体除去検討】
その上で、残る通常の単体除去を検討します。
現状単体除去の性能として抜けているのは、《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》だと思います。
序盤のマナクリ処理から後半のタイタン処理まで黒1マナで行うことができ、
マナがタイトなゾンビには非常に効果的です。
ただ、このカードを最大限生かすためには陰鬱を能動的に達成する手段が必要ですので、
《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》または《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》は良いお供になろうかと思います。
事実結果を出しているレシピでもセットで採用されていることが多いです。
(参考:http://www.happymtg.com/decks/search/Format.name:Standard/Deck.format_id:S0011/Deck.archetype:Zombie+Aggro)
【破滅の刃か喉首狙いか】
また、強い《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》ですが、
除去に2アクション必要となるため、汎用的な除去も一定数積まれることが多いようです。
汎用的な除去の代表である、
《破滅の刃/Doom Blade(M12)》と《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
の比較については大分前からされているところですが、
現在では割りたいアーティファクトクリーチャーであった《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
がケッシグ以外ではあまり使われていないことからか、
《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》の採用率のほうが高いようです。
ゾンビがメタの上位に食い込んできていることからも、
この二つの比較では、《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》に軍配を上げてよいと考えます。
【全体除去】
ゾンビ側が並べるタイプのデッキですので、本来全体除去はあまり相性がよくありません。
ただ、《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》と《腐食の突風/Corrosive Gale(NPH)》
は別で、この二つにはゾンビはほぼ影響をうけません。
いずれもトークン相手のサイドに入り、一方的に除去できるカードのため、
サイドからの投入は非常に効果的です。
また、《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》は苦手な茶破壊、エンチャント破壊もこなせるため、
サイドからの必須パーツのように思います。
(サイドについては次の回にまた述べますが)
【まとめ】
これらのことからざっくりまとめますと、メインサイド合わせて
①サクり系カードから3~4枚
②悲劇的な過ち2~4枚+迫撃鞘and/or煙霧吐き2~3枚
③喉首1~3枚
④バウンスand/or血統の切断1~3枚
⑤漸増爆弾+腐食の突風(サイド)
という形が現状では正解のように思います。
(つまんねー結論だなとは自分でも思いますw)
以上、2.除去の選択でした。
次は最後にサイドボードについて考えたいと思いますー。
1.の部分で特に2マナ帯における役割に除去を挙げました。
その中で どの除去を選択するか?という点が今度は問題となってこようかと思います。
これはメタ読みに非常に左右されますので、これが正解とは一概には言えない部分かとは思いますが、まず自分なりに出た結論を挙げたいと思います。
①サクり系カードから3~4枚
②悲劇的な過ち2~4枚+迫撃鞘and/or煙霧吐き2~3枚
③喉首狙い1~3枚
④バウンスand/or血統の切断1~3枚
⑤漸増爆弾+腐食の突風(サイド)
以下はこれに至った検討です。
長文なのでご注意くださいな。
【除去の意味・使い方】
ここでゾンビにおいて除去の意味をまず考えたいと思います。
なぜゾンビに除去を積むのか、それは(こちらのアタックを通し、相手のライフを削るため だと私は考えています。
(あたりめーだろって話ではあるのですが^^;)
なぜミラクルが邪魔なのか、それは立っているだけでこちらのクロックが奪われ、ライフを削ることができなくなるからです。だから除去をしたい、というのがゾンビにおける前提だと思います。(赤単と思想は似てますね)
よって、ゾンビにおける除去とは、こちらのクロックを温存しつつ、相手のブロッカーを処理できるカードであることが求められていると思います。
という前提で今青黒カラーでまともに使えそうな除去・擬似除去を確認していきましょう。
(1)単体除去
・《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》
・《破滅の刃/Doom Blade(M12)》
・《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
・《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》
・《小悪疫/Smallpox(M12)》
・《飢えへの貢ぎ物/Tribute to Hunger(ISD)》
・《血統の切断/Sever the Bloodline(ISD)》
・《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
・《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》
・《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
・《命取りの魅惑/Deadly Allure(DKA)》(FB不可)
・《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》(対伝説)
(2)全体除去
・《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
・《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
・《死の支配の呪い/Curse of Death’s Hold(ISD)》
・《生命の終焉/Life’s Finale(NPH)》
・《腐食の突風/Corrosive Gale(NPH)》
(3)似除去(バウンス、コンバットトリックなど)
・《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》
・《分散/Disperse(SOM)》
・《死せざる邪悪/Undying Evil(DKA)》
・《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》
サイド向けのものも含め、こんな感じではと思います。
(結果を出しているデッキに入っているものや、
入っていないもの可能性がありそうなものを残しています。)
この中から除去のセレクトをしていくことになります。
どういった基準で除去を選択するかという点は、基本的にはメタ読み次第ということになります。
【無視できない二種のクリーチャー】
ただ、メタに限らずゾンビにとり、野放しにしては致命的な二種のクリーチャーがいます。
これらについては環境から完全に駆逐されないかぎり、対応できるカードは準備すべきではないでしょうか。
私が考える致命的な二種のクリーチャーはこいつらです。
①《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》
②《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
この二種は出た時点で何らかの回答を迫られるクリーチャーで、
こいつらをどうにかしないことには基本的には勝ちはないと考えていいと思います。
①についてはサクり系のカード
・《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》
・《小悪疫/Smallpox(M12)》
・《飢えへの貢ぎ物/Tribute to Hunger(ISD)》
・《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
または全体除去もしくはバウンスが効きます。(全除去は黒太陽以外は現実的ではないかもしれませんが・・・)
もしくは1.で述べた点ですが、《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》を採用し、
ブロッカーとするというのも対応策となろうかと思います。
(止めるだけだと意味がありませんので、
追加で《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》
または《名門のグール/Highborn Ghoul(DKA)》などの
回避付のクロックは準備する必要がありますが。)
②については追放系の除去である《血統の切断/Sever the Bloodline(ISD)》
またはバウンスが効きます。
というかそのくらいしか対処法がありません。
複数クリーチャーによるチャンプアタックからの《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap(ISD)》などで、
とにかくライフゲインだけはさせない、というのもひとつの手かもしれません。
6点のライフゲイン、というのは正直かなり終わってます。
これらのカードは、枚数をどの程度にするかという点はいったん置いておくとして、
メイン・サイドのいずれかには入っているべきカードだと考えられます。
【その他単体除去検討】
その上で、残る通常の単体除去を検討します。
現状単体除去の性能として抜けているのは、《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》だと思います。
序盤のマナクリ処理から後半のタイタン処理まで黒1マナで行うことができ、
マナがタイトなゾンビには非常に効果的です。
ただ、このカードを最大限生かすためには陰鬱を能動的に達成する手段が必要ですので、
《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》または《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》は良いお供になろうかと思います。
事実結果を出しているレシピでもセットで採用されていることが多いです。
(参考:http://www.happymtg.com/decks/search/Format.name:Standard/Deck.format_id:S0011/Deck.archetype:Zombie+Aggro)
【破滅の刃か喉首狙いか】
また、強い《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》ですが、
除去に2アクション必要となるため、汎用的な除去も一定数積まれることが多いようです。
汎用的な除去の代表である、
《破滅の刃/Doom Blade(M12)》と《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
の比較については大分前からされているところですが、
現在では割りたいアーティファクトクリーチャーであった《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
がケッシグ以外ではあまり使われていないことからか、
《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》の採用率のほうが高いようです。
ゾンビがメタの上位に食い込んできていることからも、
この二つの比較では、《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》に軍配を上げてよいと考えます。
【全体除去】
ゾンビ側が並べるタイプのデッキですので、本来全体除去はあまり相性がよくありません。
ただ、《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》と《腐食の突風/Corrosive Gale(NPH)》
は別で、この二つにはゾンビはほぼ影響をうけません。
いずれもトークン相手のサイドに入り、一方的に除去できるカードのため、
サイドからの投入は非常に効果的です。
また、《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》は苦手な茶破壊、エンチャント破壊もこなせるため、
サイドからの必須パーツのように思います。
(サイドについては次の回にまた述べますが)
【まとめ】
これらのことからざっくりまとめますと、メインサイド合わせて
①サクり系カードから3~4枚
②悲劇的な過ち2~4枚+迫撃鞘and/or煙霧吐き2~3枚
③喉首1~3枚
④バウンスand/or血統の切断1~3枚
⑤漸増爆弾+腐食の突風(サイド)
という形が現状では正解のように思います。
(つまんねー結論だなとは自分でも思いますw)
以上、2.除去の選択でした。
次は最後にサイドボードについて考えたいと思いますー。
コメント
ワームへの解答は相手のワームとぐろを変形者でコピろう(無責任な提案)
またまたありがとうございます!
メイン蔑みはガンメタですねw
ワームを変形者or像でコピる動きは強くてうれしいんですが、相手のライフゲインをどうにかする手段を考えておきたいなあと思う次第なのです。
リンクさせていただきますね~